ウルトラセル ZiUltracelzi

HIFU(ハイフ)とは

たるみ治療向け医療機器としてよく知られる「HIFU(ハイフ)」は “High Intensity Focused Ultrasound”の略称で、直訳すると「高密度焦点式超音波」となります。
高密度の超音波を集中させることで分子を振動、摩擦させて熱エネルギーを発生させるというその仕組みは、表皮を傷つけることなく皮下組織への深達性をもつアプローチです。高い安全性という点において優れた機器として、広く利用されています。

HIFUは前立腺肥大症の治療、さらに前立腺がんの治療用として開発、利用されてきた医療機器ですが、現在では美容医療のたるみ治療機器としても広く用いられています。
近年は、専門的知見をもった医師が不在のエステサロンやセルフエステにて、HIFUによる事故が急増しているという問題が表面化しました。
専門的知識、十分な訓練、熟達した技術をもたない施術者によるHIFUの照射は、本来安全性が高いはずの機器であっても、神経・感覚の障害、熱傷といった事故を招きかねません。医師による十分な管理の行き届いた医療機関にてご利用いただくことを強く推奨いたします。

「ドット照射」と「リニア照射」

ウルトラセルZi(ジィー)には二つの照射モードがあり、照射の深度とパワーをさまざまに調節して組み合わせることで、幅広い治療効果が見込まれます。
きわめて照射時間が短く、温度コントロールに優れているという特性があるので、皮膚表面を傷つけにくいこと、そして痛みを感じさせにくいことが大きな利点です。 HIFUによって発生させられる熱は、ターゲットから外れてしまえば、神経や血管等を損傷させることになりかねません。
高い周波数を用いることで超音波を局所的に収束させて、狙った組織のみを熱変性させるというのが「ドット照射」のモードです。コラーゲンの収縮が起こりやすい温度(65℃+)においてタンパク質の熱変性を引き起こすことで、コラーゲンの増産を促し、リフトアップと引き締め効果をもたらします。
「リニア照射」では逆に低い周波数が用いられ、広範囲に収束して、比較的大きな容量で熱変性を生じさせます。温度も少し低めの58℃+が狙いで、これは脂肪組織を破壊するのに適した温度です。
下垂脂肪による膨らみを抑えて、綺麗なフェイルラインを出すような治療を施します。

照射モード

ドット照射

リニア照射

治療の効果

リフトアップ

加齢による顔のたるみは、「筋膜(SMAS)」のゆるみによるところが大きく、フェイスリフトなどの美容外科手術で治療のターゲットとされるのもSMASです。
他のたるみ治療機器とは異なり、ウルトラセルZiは真皮、脂肪、さらにその下層に存在するSMASを捉えて、狙った深度に適した熱エネルギーを加えることができます。
狙った層に対して均一に熱エネルギーを与えることで、タンパク質の変性を誘導し、コラーゲン生成を促進します。
顔全体の皮膚の土台とも言えるSMAS層の治療が可能になり、内側の土台からリフトアップ効果を高めていくのです。

脂肪のボリュームダウン、二重顎の解消

広範囲への熱拡散を行う「リニア照射」では、脂肪細胞がターゲットとされます。
脂肪細胞の破壊に適した約58℃に温度コントロールすることで、脂肪融解効果や組織のボリュームダウンを目的とした治療が可能となります。
顔のなかでも大きなボリュームをもつ部位(フェイスライン、二重顎)の脂肪を引き締めて、より輪郭をシャープにしていくのが「リニア照射」モードのボリュームダウン治療です。

Courtesy of Dr. Ji Sun Kim M.D.

ウルトラセルZiの特徴

照射速度が速い

ウルトラセルQ+を進化させた、第3世代のHIFUがウルトラセルZiです。
照射速度が速いのが大きな特徴で、なかでも「リニア照射」の施術時間は約1/2にまで短縮されました。痛みもそのぶん感じにくくなると言われます。

最小限の痛みで、最大限の効果を

従来型のHIFUは、焦点部の瞬間的な温度上昇をコラーゲンが破壊される67℃前後に設定しています。
これに対して、ウルトラセルZiの「ドット照射」は60~65℃の適度な熱変性によってコラーゲンを収縮させ、新生を促進します。
温度の上昇が抑えられているぶん、ウルトラセルZiでは痛みを感じにくいとされます。

安全かつ均一な照射を実現

位置フィードバックセンサーを搭載しているため、照射折り返し地点でのオーバーラップを防ぎ、安全かつ均一な照射を実現しています。

細やかなオーダーメイド治療が可能

HIFUの照射にはさまざまな方法があり、そのターゲットもすべての皮膚層(真皮浅層、真皮深層、SMAS、皮下組織)にわたります。
ウルトラセルZiは、深度や照射モードを切替える際に、ほとんどカートリッジ交換を必要としません。
微細な調整でもスムーズにすぐ行うことができるため、患者様ごとに細かくデザインした施術が可能となります。

合併症

熱傷、毛嚢炎、色素沈着、浮腫、神経麻痺、瘢痕など

Q&A

施術中の痛みはありますか?

治療中は部位によって痛みを感じることがあります。麻酔なしで治療可能です。 照射速度がはやい新機種なので、より楽に施術を受けていただけます。

施術後、メイクをして帰宅できますか?

照射後は軽い赤みがでることがありますが、UVケアをし、メイクをしてお帰りいただけます。

ダウンタイムはどのくらいですか?

治療後、発赤が生じることがありますが、通常は数時間で消え、長くてもほとんどは3日以内におさまります。
一時的に腫れることがありますが、数日以内に治まります。

アフタ―ケアで気をつけることはありますか?

ガーゼや軟膏などの特別なケアは必要ありませんが、治療後はお肌がデリケートな状態です。
洗顔の際は優しく洗うことを心がけ、シンプルな保湿とUVケアを忘れないようお気をつけください。

施術間隔はどのくらいですか?

たるみ治療は、3〜6ヶ月に1回治療を受けていただくことで効果が維持されます。

脂肪溶解(二重顎などのボリュームダウン)治療の場合、2~3週毎の治療で3回~5回を推奨いたします。

いっしょに受けるのにおすすめの治療はありますか?

インフィニ・リフトアップをおすすめします。
高周波の治療を組み合わせることで、よりしっかりしたリフトアップ効果が期待できます。HIFUの治療と別日に受けていただいても効果的です。

施術時間はどのくらいですか?

全顔のたるみ治療で20分程度、二重顎治療で10分程度です。

ホームケアはどうしたらよいでしょうか?

基本的には、ご自宅で使用中の洗顔料、化粧水、乳液、美容液、UVクリームを使用していただいて大丈夫です。
レチノール化粧品、ピーリングなどがお肌に刺激をあたえる場合は、一定期間使用を中止していただくことがございます。

禁忌事項はありますか? 

禁忌ではありませんが、矯正ワイヤー、インプラント、マウスピース使用中の方や、照射部位にアートメイクが入っている方は必ずご申告ください。

料金

  税込(円)
全顔+顎下 (500ショット)

110,000

口横+二重顎  ボリュームダウン (300ショット) 55,000
ハイフアイ (70ショット) 39,800円

※医師施術の場合、追加費用として+33,000円(税込) がかかります。ご予約金が必要となりますので、窓口またはお電話にてご予約ください。 

HIFU 新規導入キャンペーン(3月18日〜5月31日)

  税込(円)
全顔+顎下 = 30%off 

77,000

口横+二重顎 ボリュームダウン = 20%off  44,000
ハイフアイ = 20%off  28,945円
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