「酒さ」の治療で、ロゼックスゲル0.75%(有効成分:メトロニダゾール)が保険適用となりました(2022年5月26日)。
酒さは、慢性的に長期間お顔の赤みやほてりを繰り返す慢性炎症疾患で、原因ははっきりとわかっていません。
悪化因子は、ストレスや紫外線、肌にあわない化粧品、香辛料、激しい運動など様々です。
治療には長期間を要し、治療途中であっても悪化因子に暴露されると症状が揺らぎますが、にきびに似た赤い丘疹は数ヶ月の治療で引いていくことがおおいです。
治療は症状にあわせて行います。
抗生物質、抗アレルギー薬、漢方の内服や、抗生物質、メトロニダゾール、アザライン酸やイオンカンフルローションを外用したり、レーザーを照射することもあります。
ロゼックスゲルは1本15gのチューブであれば1534.5円/本となり、三割負担の患者さまであれば460.35円/本のご負担となります。
酒さに対するメトロニダゾールの外用は、保険適用前から広く行われていましたが、自費で処方されていました。
今回保険適用されたことで、費用面で使用しやすくなりました。